会社の"想い"を言語化し、事業を安定成長させる。応募数10倍、定着率向上を実現したトライプレックスとの組織改革
| 業種 | IT・通信 |
|---|---|
| 企業概要 |
成果
- 月間応募数が最大10倍(10件→100件)に増加し、6年間で売上規模が1.5倍に成長
- 事業の要となる人材採用に成功し、事業が安定成長の軌道に乗った
- 会社の価値観にフィットする人材が増え、採用後の定着率が大幅に改善された
課題
- 事業は成長フェーズにも関わらず、応募数が月10件程度と少なく採用活動が停滞していた
- 自社の魅力やビジョンが言語化されておらず、候補者に正しく伝わっていなかった
選定理由
- 単なる採用代行ではなく、会社の想いを候補者に響く言葉に翻訳してくれる戦略パートナーを探していた
- 応募の前段階である、会社全体の魅力や強みを定義する戦略設計から伴走してくれる点に価値を感じた
支援内容
- 候補者の心に響く求人票への全面改訂や、ビジョンを伝えるWantedlyの記事制作など、情報発信を抜本的に強化
- 採用活動に留まらず、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の見直しや人事評価制度の設計まで行い、組織の根幹を構築
事業は伸びているのに、採用が上手くいかない。直面した「量」と「質」の課題
Cymbi代表 菅谷(以下菅谷): 本日はありがとうございます。まず、Cymbiにご相談いただいた際の状況について教えてください。
トライプレックス株式会社代表 泉さん(以下泉さん): 当時、事業は順調に拡大していて、まさにこれからアクセルを踏むという重要なフェーズでした。ですが、採用業務の多くを私が担っていたため、経営という本来の業務に集中できないことがボトルネックになっていました。
加えて、自社の魅力やビジョンを上手く発信できておらず、応募数が月10件程度と少ない上に、面接に来ていただいても事業理解の浅い方がほとんど。「量」と「質」の両面で課題を抱えていました。
菅谷: その課題を解決するために、どのようなアプローチが必要だと考えていましたか?
泉さん:小手先のテクニックで応募数を増やすのではなく、当社のビジョンや事業内容に深く共感してくれる人材を惹きつける採用へと転換したい、と考えていました。 そのためにも、まず会社の根幹にある価値観や仕事への情熱といった「目には見えない想い」を明確に言語化し、候補者の方へしっかりと届ける必要がありました。
菅谷: そういったご状況でCymbiを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。
泉さん:私たちが探していたのは、単に求人広告の運用を代行してもらうのではなく、会社の深い部分まで理解し、事業の未来につながる採用を一緒に考えてくれるパートナーでした。Cymbiさんは、まさにそんな私たちの言葉にならない想いを汲み取り、候補者に響く言葉へと翻訳してくれるプロだと感じました。
それに、ただ求人票を作るだけじゃなく、「そもそもどんな人に来てほしいのか」という応募前の戦略設計からガッツリ入ってくれる。採用という活動だけでなく、事業全体の成功まで見据えて向き合ってくれる前のめりなスタンスが、お願いする上での最終的な決め手になりました。

応募数10倍、売上1.5倍へ。採用をドライブさせた具体策
菅谷: ありがとうございます。導入後、どのような取り組みを進めていきましたか?
泉さん: まずは、反応が芳しくなかった求人票の改善からお願いしました。ターゲット層にどう伝えれば響くのかを徹底的に考えてタイトルや文面を作り直していただき、すぐに応募の反応が変わったのを実感しましたね。
その後Wantedlyを導入・情報発信も強化し、社内の写真を撮影してもらったり、会社のビジョンを語る記事や社員インタビューの記事を作成していただいたりもしました。
菅谷: 具体的に、どのような変化が生まれましたか?
泉さん: 応募数が劇的に増えました。以前は月10件程度だったのが、40〜50件、多い月には100件もの応募が来るようになったんです。また、採用活動がスムーズになったことで、社内のメンバーは本来注力すべき事業開発にリソースを割けるようになり、会社全体の運営にとっても大きなメリットがありました。
菅谷: 採用の成功は、事業にどのようなインパクトをもたらしましたか?
泉さん: 広告運用の担当者など、事業の要となる人材を採用できたことが大きいですね。組織が安定したことで、以前はアップダウンが激しかった事業が、安定成長の軌道に乗りました。この6年間で売上規模は約1.5倍になり、利益も着実に伸びています。 採用の成功が、間違いなく事業成長の土台になっていると感じています。

採用から評価制度まで。組織の根幹を創るパートナーシップ
菅谷: 他の採用サービスとCymbiの違いは、どのような点にありますか?
泉さん: 応募前の「会社が何をしているのか・どこを目指すのか」という戦略設計まで踏み込んでサポートしてくれることです。他社サービスも使用したこともありますが、それらは媒体内での支援にとどまっていました。
一方で、Cymbiさんには採用だけでなく、属人的だった人事評価制度の設計やMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の見直しまで手伝っていただき、組織の仕組み化に大きく貢献してもらいました。
菅谷: 長期的なパートナーシップを継続いただき、私たちも色々な経験をさせていただきました。その中で、印象に残っていることはありますか?
泉さん: 特に印象的だったのは、媒体の反応が落ちてきた時に、こちらが相談する前に「代わりにこの媒体はどうですか」と先回りして主体的に提案してくれたこと。普通の採用代行業者なら言われなければやらないことだと思いますが、Cymbiさんは常に僕らと同じ、あるいはそれ以上の熱量で向き合ってくれます。
全社会議や飲み会にも参加し、常に会社の方向性やカルチャーを肌で感じてくれようとしてくれるんです。 だから、会社理解が深く改善のスピードも速いですし、この当事者意識の高さこそが、Cymbiさんを単なる採用代行ではなく、唯一無二のパートナーだと感じる理由です。
菅谷: こちらこそ、いつも仲間として迎え入れていただき嬉しいです!強いパートナーシップを築けた理由は泉さんから見てなんだと思いますか?
泉さん: それは、Cymbiさんのゴールが、単なる採用成功ではなく「トライプレックスという会社の成功」だからだと思います。普段の会話の中でも、採用の進捗だけでなく「この事業を伸ばすためには、本当はどんな人が必要か」というディスカッションになる。だから僕たちも、いつの間にかCymbiさんを外部のパートナーではなく、チームの一員だと自然に感じるようになりました。その信頼関係があるからこそ、主体的な動きや踏み込んだ提案が生まれてくるんだと思います。

事業と組織を、次のステージへ導くために
菅谷: Cymbiとの取り組みがもたらした、最大の価値は何でしょうか?
泉さん: 採用後の定着率が明らかに改善したことです。MVVを明文化し、社内外に発信していただいたおかげで、会社の価値観にフィットする人材が入社し、スムーズに組織に融合するようになりました。以前は早期離職も多かったのですが、今ではその課題はほとんどなくなりました。
また、採用から組織開発まで安心して任せられることで、経営者の私は本来やるべき事業戦略に集中できるようになったことも大きな価値でした。
菅谷: どのような企業にCymbiのサービスをおすすめしたいですか?
泉さん: 採用の量だけを追うのではなく、自社のビジョンやカルチャーを丁寧に発信することで、本当に"質"の高いマッチングを求める企業に、ぜひおすすめしたいです。
また、採用活動から組織の設計までワンストップで相談できるため、専任の人事がいないスタートアップや、これから評価制度などを整えていきたい企業にとっては、組織課題の解決を前進させる存在になるはずです。
菅谷: 最後に、Cymbiのサービスの導入を検討してくださっている企業様へのメッセージをお願いいたします。
泉さん: 採用はもちろん、会社の成長や組織づくりに少しでも課題を感じているなら、Cymbiさんは本当に心強いパートナーになってくれると思います。私たち自身、長期的に関わる中で、事業と組織を共に大きく成長させることができました。
Cymbiさんの本当の価値は、単なる業務支援ではなく、会社の「想い」に寄り添い、未来を一緒に創ろうと伴走してくれることです。皆さんの会社にとっても、Cymbiさんが最高のパートナーになることを心から願っています。
菅谷: 本日は貴重なお話をありがとうございました!
