「パートナーを超え、事業の“中の人”として」1年半で340名超の採用を実現。採用戦略から実務まで伴走し、採用基盤をゼロから構築。
| 業種 | IT・通信 |
|---|---|
| 企業概要 |
成果
- 1年半で340名超(正社員20名、業務委託 約320名)の採用を達成
- 人事0名の状態から社員6名・業務委託5名の人事組織へと拡大。採用からオンボーディングに至るまで伴走し、現在も継続して業務推進をサポート
- 採用業務を安心して任せられたことで、経営者が事業戦略など「本来注力すべき業務」に集中できる時間を創出
課題
- 事業の急成長に伴い採用ニーズが爆発的に増加していた
- 多様な職種の大量採用を遂行する、社内のリソースや採用ノウハウが不足していた
選定理由
- 採用実務だけでなく、戦略策定から体制構築まで一貫して任せられるパートナーを探していた
- 細かい指示なしで「自走してくれる」だろうという信頼感があった
支援内容
- 「人事・採用ゼロの状態」から、採用戦略の策定、実務実行、基盤構築までをワンストップで実行
- 候補者目線の会社説明資料を共同で作り込み、応募率や面談通過率を大幅に向上させる採用ブランディングを強化
- 採用業務を主軸に、契約書の雛形作成や請求フロー構築など周辺業務までサポートし、事業立ち上げを包括的に支援
決め手は丸投げできる信頼感と、事業フェーズを理解した"圧倒的"柔軟性
Cymbi代表 菅谷(以下菅谷): 本日はありがとうございます。まず、Cymbiにご依頼いただいた当時の事業状況や課題についてお聞かせいただけますか?
株式会社SHIFT AI代表 木内さん(以下木内さん): はい。当時はまだメンバーが数名しかいない、まさに創業期でした。事業が急拡大フェーズに入り、毎月何十人という単位で採用しなければならない高い目標があったのですが、社内には採用の専任者がいませんでした。
優秀な人事・採用担当者を最初から見つけるのは、創業期のベンチャーには本当に困難です。かといって、あれだけの採用目標を達成できる体制を自社でスピーディーに作るのも現実的ではない。まさに八方塞がりな状態でしたね。
菅谷: なぜ創業初期の段階から「採用」に本格的な投資をされたのでしょうか?
木内さん: 私たちには「事業の成長=人の成長」という経営哲学があります。採用はコストではなく、未来への最も確実な「投資」だと捉えていました。
特にスタートアップでは、初期メンバーが事業の成否を決定づけます。本当に優秀な人材を採用できるかどうかで、会社の未来が決まってしまう。だからこそ、妥協はできない。事業を伸ばすには採用が絶対に必要だとわかっていたからこそ、外部のプロフェッショナルにお願いする決断をしました。
菅谷: 様々な選択肢がある中で、Cymbiを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。
木内さん: 上流の採用戦略の設計から、求人票の作成やスカウト送付といった実務オペレーション、候補者対応まで、採用活動の川上から川下まで全てを一貫してお任せできる点に、すごく期待していました。
特に求めていたのは、細かい指示をしなくても自走してくれるパートナーでした。その点、Cymbiさんには強い信頼感があって。というのも、導入前の打ち合わせの段階で、事業の方向性や課題を大まかにお話したところ、現状を踏まえて具体的な採用施策と今後のアクションがその場で明確になりました。この目線合わせに、「スピーディーな採用体制の立ち上げ」と「高い採用目標の達成」という二つの大きな課題を解決してくれるのはCymbiさんしかいないと感じ、お願いすることに決めました。

1年半で340名超の採用を実現。数字が示す、事業成長への貢献
菅谷: 実際に導入いただいて、成果はいかがでしたか?
木内さん: 定量的にも定性的にも、期待を大きく上回る素晴らしい成果でした。
まず定量的な成果として、1年半で正社員を20名ほど、業務委託メンバーを約300名以上、トータル340名を超える人材を採用していただきました。事業の成長フェーズに合わせて、初期は即戦力となる業務委託人材を中心に、組織が拡大してきてからは事業の中核を担う正社員を、と柔軟に採用活動を展開してくれたおかげで、事業成長の勢いを止めることなく組織を拡大できました。
定性的な成果もすごく大きいですね。事業が急成長する中で、採用したいポジションの優先順位は毎週のように変わっていました。その目まぐるしい変化にも、驚くほどスピーディーかつ柔軟にアジャストしてもらえたのが、すごく印象に残っています。
菅谷: まさにその「毎週のように優先順位が変わる」というのは、スタートアップならではの状況ですよね。その中で、どのような点が採用成果に繋がったと思いますか?
木内さん: 定例ミーティングでの目線合わせに加え、Slackでのテキストコミュニケーションでスムーズに連携ができました。私たちが「こういう事業状況だから、次はこういう人材が必要になりそうだ」と壁打ち的に相談すると、Cymbiさんはすぐに「それなら、こういうスキルセットを持つ人が良さそうですね」と具体的な人材要件に落とし込んでくれる。
ただの御用聞きではなく、組織の意図を汲んで先回りしてくれるから、認識のズレが全くありませんでした。だからこちらも安心して良い意味で「丸投げ」できていたんだと思います。

単なる「採用代行」ではない。事業の成功を共に目指す「戦略パートナー」
菅谷: ありがとうございます。他社のサービスとの違いとして、Cymbiが自走してくれると感じた、印象的なエピソードがあれば教えてください。
木内さん:そうですね、Cymbiさんは単なる『採用代行』ではなく、『戦略パートナー』になってくれていました。もはや、委託先ではなく組織の一員だったんです。
例えば、採用活動だけでなく、業務委託契約書の叩き台作成や、請求管理フローの構築といった採用周りの業務まで幅広くサポートしてもらいました。人事・採用ゼロの状態から体制を構築してもらえたのは、立ち上げフェーズでは本当に助かりました。
また、こちらから細かい指示や面談の調整方法の指示をほとんど出さずとも、「この要件を満たしていないので、こう修正してください」といったポイントを伝えると、すぐに対応いただけた。細かいマネジメントが一切不要で、本当に頼れる戦略的な採用パートナーだと感じています。
菅谷: 採用ブランディングやその他のサポート面で価値を感じたポイントはありますか?
木内さん:当社の魅力を候補者に伝えるための会社説明資料を一緒に作り込んでもらいました。自分たちだけでは独りよがりになりがちですが、Cymbiさんが「候補者目線」で客観的な視点を提供してくれたんです。
結果として、候補者からの反響がぐっと良くなって、面談の通過率や応募率が大きく上がりました。媒体各社からも「他社と比べて反響率が高い」との評価をいただいています。
何より心強かったのは、弊社の採用担当者を親身にサポートしてくれたり、社員の退職後の業務引き継ぎを手伝ってくれたり、契約の範囲を完全に超えて、まるで自社のチームメンバーのように動いてくれたことです。会社の内部事情に合わせて臨機応変に対応してくれる。これこそが、一般的な採用代行サービスとの決定的な違いだと思いますね。

採用の先へ、会社の未来を共に創る。Cymbiに期待する役割
菅谷: Cymbiとの連携で、経営者としての時間の使い方や役割に変化はありましたか?
木内さん: 劇的に変わりました。採用を安心して任せられたことで、事業戦略や資金調達など「自分にしかできない業務」に完全集中できるようになったんです。
フェーズやポジションに応じて、上流を厚めにやってもらう月、下流のオペレーションを中心にお願いする月など、リソースを柔軟に適用していただけるのも大きいですね。Cymbiさんは、経営者の最も貴重なリソースである「時間」を生み出してくれました。
菅谷: どのような企業にCymbiのサービスをおすすめしたいですか?
木内さん: 二つのフェーズの企業におすすめですね。
一つは、私たちのように人事・採用機能の立ち上げフェーズにあるスタートアップです。優秀な人事担当者を採用するのが難しい時期に、これだけ質の高いチームに伴走してもらえるのは、すごく価値があると思います。
もう一つは、事業がスケールし、さらに高い採用目標を掲げている企業ですね。採用戦略・採用企画・採用業務の三層を上から下までエンドツーエンドで対応いただけるのが、一般的な採用代行との大きな違いです。豊富なノウハウを基に、既存の採用活動の改善提案から実務まで幅広く対応してくれるので、事業成長のアクセルとなる採用を実現できるはずです。採用だけでなく、組織を整えながら成長していきたい企業にとって、最高のパートナーになってくれると思います。
菅谷: 今後目指す姿と、私たちCymbiに期待することを教えてください。
木内さん: SHIFT AIは、AIと共に変革する社会で、誰もが活躍できる未来を実現したいと思っています。そのためには、事業の成長をさらに加速させる必要があります。
今後は事業部ごとの採用ニーズがもっと多様化・専門化していくので、Cymbiさんには各事業部とこれまで以上に深く連携して、採用を推進していってほしいですね。
採用以外の領域でも引き続きお願いしたいです。人事全般(労務や人事企画など)にもすでに関わっていただいていますが、スタートアップとして整えるべきことは多く、そこでも強みを発揮いただけると感じています。引き続き、組織の"中の人"として伴走をお願いします。
菅谷: こちらこそよろしくお願いします。本日は貴重なお話をありがとうございました!